• 前野 隆司

ポケットマルシェの幸せな仕組み

最終更新: 2019年4月10日

ポケットマルシェとの出会い

岩手県花巻市でポケットマルシェや食べる通信を運営されている株式会社ポケットマルシェ代表取締役の高橋博之さん。2019年3月5日にETIC主催で行われた震災復興シンポジウムで知り合いました。高橋さん自身の熱い想いとポケットマルシェの幸せな仕組みが感動的でした。


ポケットマルシェとは

ポケットマルシェは、CtoC。人から人へ。生産者と消費者をつなぐアプリ。全国の生産者と会話しながら食材を買えるオンラインマルシェです。現代社会では、お金には色がついていないから、消費者は誰が作ったのかわからない食品を買わざるを得ない。生産者名を明記された食品もスーパーに並びつつありますが、そうはいっても店に並んだものから選ばざるを得ない。そうでなく、アプリで簡単に生産者と消費者をつなぎ、みんなが選べるようにしたら。ポケットマルシェは、そんな願いを叶えたアプリです。ポケットに入るマルシェ。名前もわかりやすいですね。

お聞きした事例が心に残っています。





ポケットマルシェで生まれた幸せ

都会生まれの男の子のいる家族は、地方で身寄りのない農家のおじいさんの野菜を、いつもポケットマルシェで買っていたそうです。はじめてポケットマルシェを使った時に、男の子は「野菜を作っている人って、本当にいるんだね」といったとか。生産者の顔が見えない都会の状況を象徴する言葉です。いつもリピートしてくれる感謝にと、おじいさんはイチゴの苗を送り、それを男の子がマンションのベランダで育て、生育状況をおじいさんにシェアするなど、交流を深めていきました。すると、男の子は実際におじいさんのところに収穫体験に行きたいと母親にお願いし、おじいさんと男の子は初対面することになります。孫のいないおじいさんに孫を。ふるさとのない男の子にふるさとを。食べ物が幸せを繋いだ瞬間でした。

この活動はまさに、目の見えるやりとりを通して、現代資本主義社会の中で分断されがちな人と人の心をつなぐ試み。まさに幸せを運ぶ活動です。




ポケットマルシェの4因子

やってみよう:この活動自体が創造的なチャレンジ。田舎のおじいちゃんに会いに行く家族の行動力にも感動。


ありがとう:まさに、「作ってくれてありがとう」「食べてくれてありがとう」をつなぐ試みですね。


なんとかなる:人のつながりは前向きで楽観的な社会を作ります。


ありのままに:生産者と消費者の個性を生かしてつなぐ活動は、まさに自分らしさを体現する活動です。



ポケットマルシェはこちらから

https://poke-m.com/

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