• 前野 隆司

北九州を元気にする一般社団法人ソシオファンド北九州

最終更新: 2019年7月5日

みなさん、素晴らしい活動とは、どんな活動でしょうか?

「自分はどんな活動に感銘を受けるのだろう?」と改めて振り返ってみますと、「より良い世界を作りたい」と真剣に考え、他の人のために時間と能力を惜しまず捧げている人の活動に、感動します。


2019年6月、講演のために北九州を訪問し、菅恒弘さんに再会しました。菅さんの本業は北九州市役所の職員。同時に、一般社団法人ソシオファンド北九州の代表理事を務めておられます。トレイルランニングが趣味という好青年です。


彼が代表理事を務めるソシオファンド北九州では、メンバー全員が年間10万円を出資し、それを主に地域課題解決のための事業を志す人々のために出資(寄付)するとともに、メンバーによる約1年間の経営サポートをするという活動をしています。現在、メンバーは、学生インターンを含めて21名。学生インターンを除く社会人メンバーが、10万円を出資。そのうち、最大50万円を1〜2団体に提供。その他は運営費用に充てるそうです。なんて献身的。素晴らしい。




しかし、菅さんはさらっとおっしゃいます。「楽しいからやっているだけですよ」


菅さんは、東京に単身赴任していた頃に、SVP東京(ソーシャルベンチャーパートナーズ東京)に参加。SVP東京も、ひとり10万円を出資するというコンセプト(もともとのアメリカのSVPは$5000)。菅さんは、起業支援や地域課題解決に興味を持ち、北九州でも同じようなことをできないかと考え、仲間と一緒に一般社団法人ソシオファンド北九州を立ち上げたのだそうです。最初は、まわりから「東京のような都会ならともかく、北九州で10万も出す人が集まるはずがない」と言われたそうですが、すぐに20名近い賛同者が集まったそうです。すばらしい活動は伝わるんですね。


そして、地方らしく、SVP東京とは異なり、起業支援のみならず、それに関連したイベント開催や個別の活動支援など、地域の課題解決やまちの活性化へ向けた多様な活動に取り組んでいるそうです。北九州空港に誰でも自由に演奏できるピアノを置いたり、ペイフォワードの活動を行ってみたり、対話会を定期開催したりなど、様々な実験的な試みを楽しみながら行なっておられます。


菅さんは、「私たちの活動をきっかけに、まちに暮らす一人ひとりが、地域課題やまちの活性化に関心を持ち、そして何かアクションを起こしていく、そんなふうになったら嬉しいですね」と語っていました。


幸せの四つの因子に当てはめてみましょう。

1 新しいことをやってみよう!(やってみよう因子)

2 支援!(ありがとう因子)

3 支援をされた人は、なんとかなると思えるでしょう(なんとかなる因子)

4 独自の活動!(ありのままに因子)


ソシオファンド北九州HP:https://www.sociofund.org/home

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